外反母趾と正しい靴選び

自分にあった靴を履くことは、外反母趾対策を行ううえで最大限の効果を発揮します。それでは具体的にどのような靴を履けばよいのでしょうか。現在は外反母趾を矯正する靴が販売されているようなので、こうしたグッズを利用することが有効です。反対に避けるべきなのは、ヒールの高い靴や先の尖ったパンプスなど。ファッション性を重視するあまり足への負担が増大してしまい、外反母趾を引き起こしてしまう危険性が高まるためです。だからこそ、高いヒールや指先が自由に動かない窮屈な靴は履かない勇気が求められます。

しかし、単純に幅の広い靴を履けば治るというわけではないのが、外反母趾対策の難しいところ。足先の幅が広い靴は歩くときに前のめりになってしまうため、指先を傷めるリスクを生じさせてしまいます。ですから外反母趾の方が靴を購入する際には、必ず靴の専門家がいる店を探しましょう。自分の足に合わせてもらった上で購入しないと、深刻な事態を招くことも考えられます。なお、自分自身でも靴の感覚を確かめてみることを勧めます。店内を2〜3分ほど歩いてみて、履き心地をチェックすると良いでしょう。間違った靴を履き続けているだけで、外反母趾は悪化してしまいます。ですから、時間をかけて自分に合った靴を探してみることが欠かせないのです。

なお少し値段はかさみますが、オーダーメイドの靴も有効だと思います。オーダーメイドの靴であれば、外反母趾で左右の足の大きさや長さが違う場合でも対応してくれます。修理なども引き受けてくれますので、検討する価値はあるでしょう。専門家に相談してみることが、正しい靴選びには必要なこと。ぜひとも「自分ひとりで判断しないことが重要だ」と、心に留めておいてください。

外反母趾を改善する笠原先生考案の「外反母趾サポーター」

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